ウェブマガジン「極」を創刊しました

2024年3月25日

「極」は、国立極地研究所が50年にわたって行ってきた、南極と北極での観測・研究活動の成果と魅力をさまざまな形で発信するウェブマガジンです。記事の更新情報は極地研の公式SNSでお知らせいたします。ぜひご期待ください。
https://kyoku.nipr.ac.jp/

国立極地研究所(以下、極地研)は、日本の南極・北極における観測研究の中核機関として、50年にわたって極地の大気・雪氷・海洋・生物・地質・オーロラ等の総合研究を進めています。過去にはオゾンホールや南極隕石の発見など、多岐にわたる成果を出してきました。

「極」では、極地研の学術成果や実際の観測の様子をインタビュー形式でわかりやすく紹介していきます。豊富な記録写真や現地経験者のコラムなども合わせて掲載することで、極地になじみがない方々でもイメージがふくらむような記事を公開していきます。

「特集」セクションでは、季刊更新で、極地研の多岐にわたる研究分野や観測事業を横断的に紹介します。創刊号は「測る!」をテーマに、南極の湖や太陽系の成り立ち、気象や海氷など、ユニークな観測を行う極地研の研究者を紹介しています。

「連載」セクションは、南極・北極の自然と科学の多面的な魅力を伝える連載です。創刊号では、極地での写真撮影テクニックや、身近な生き物と南極の生き物とのつながり、隕石の紹介や極地に訪れた人々のエッセイなどをはじめ、多様な切り口で記事を更新していきます。

「極」概要

「極」は、国立極地研究所が発行するウェブマガジンです。南極‧北極の魅力や極地観測・研究の成果を、「特集」と「連載」を通じて幅広く発信していきます。
https://kyoku.nipr.ac.jp/

創刊号コンテンツ

【特集】「測る!」

(1)目に見えない生き物の世界を測る(工藤栄|生物圏研究グループ教授)
(2)宇宙の成り立ちを測る(山口亮|地圏研究グループ准教授、南極隕石キュレーター)
(3)気象観測ドローンをカスタマイズ!(猪上淳|気水圏研究グループ 准教授)
(4)極地の氷は減っているのか~極地のビッグデータで確かめてみよう~(矢吹裕伯|国際極域・地球環境研究推進センター 特任教授、ADS推進室長)

【連載】

(1)極地エッセイ「測る」(三浦英樹|元国立極地研究所 広報室長)
(2)極地の撮影術 (山口真一|第64次南極地域観測隊 広報隊員)
(3)こんなとこにも、いきものが(伊村智|国立極地研究所 副所長 生物圏研究グループ教授)
(4)隕石に魅せられて(中藤亜衣子|国立極地研究所 南極隕石ラボラトリー 学術支援技術専門員)
(5)世界と極地、国際会議紀行(榎本浩之|国立極地研究所 副所長)#01「モナコと極地」は2024年4月公開予定

次号特集 予告

特集「掘る!」
氷や海底、大地を「掘る!」極地研の活動について迫ります。
(6月下旬公開予定)

問い合わせ先

国立極地研究所 広報室
E-mail:koho@nipr.ac.jp